2007年01月13日

起きない。



































お茶の用意を十分にたのしんでいた私。


子供は、いつしか、うたた寝。


あまり気持ちよさそうなので、起こすのを待ってみる。


そして、今度はお皿に、お菓子をとりわけた。



お抹茶のあわが、ひとつふたつ、だんだん、消えていく。


若い頃、教会にお茶を習いにいっていた時、先生は、「お茶わんいっぱいに、泡立ててはいけません」って言ってはった。


それからしばらくして、親戚の叔母に習った時には「たくさん泡立てていい」と言ってはった。


私は、奥深い茶の世界は、わからないけれど、

今はお茶をたてる事を楽しんでいる。


流派も流儀もなく、ごめんなさい。


私流。


縁側に座って静かな時間をとりたい時、
ゆっくりお茶をたてる事がある。


縁側に座ると、庭の草花の、優しさをもらい、
そして小さな溝のせせらぎの音が、心を清めてくれる気がします。


作法はなってないと思うけれど。


先生や叔母に教えてもらった作法は忘れてしまったけど、(教えてもらったのにごめんなさい)
お茶を愛でる心は、あの頃に教えて頂いたまま。



今は、小さな四角い箱に、お茶入れ、お茶わんと、茶尺や茶巾などを入れ、
いつでも、お茶がたてれるようにしている。

プチお茶箱。

お湯はポットから。これは、叔母に教えてもらった。
手軽にお茶を楽しんでいいよって、「お盆手前」というのを教えてくださった。

多分、習ったお盆手前と、今、私がしてるのとは、かなり違うと思うけれど。


今は天国にいる叔母は、きっと、このプチお茶作法を、優しく微笑んでくれるだろう。


お茶をたてる、静かなお茶の時間は、私にとっては、自分と話す時間。


子供はまだ起きない。

起こしてみようかな〜。


抹茶の香り。。。


静かに夜が更けてく。。。



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