2010年04月25日
おどろき桜のシャワー

またまた、かなりの間が空いてしまいました。
blogはだいすき

ただ、書けない時もあって。
なんたって、あっと言う間に、色々な出来事があって、日々がどんどん過ぎて、
たくさん、たくさん書きたいのに、
間に合いません。
えへっ

ただ、毎日、その一瞬一瞬にどっぷり浸かって、生きています

では、blogの前回の続きに戻ります。
ある保育園でのシッティングでの出来事。
お名前などは、変えています。
今年の桜は、長持ちでしたね〜

はっぴぃ


その日は、花びらが、園庭を薄い桃色に染めていました。
そして園のみんなと桜色の園庭でのびのび、遊んでいました。
暫くすると、かわいいサリちゃんが、両手を後ろにして近づいてきました。
そして、私に言います。
「先生、座って、 目をつむって。」
私は、「座って、目をつむるの?」といいながら、
言われた通りに。
「目をあけていいっていうまで、開けたらあかんよ」サリちゃんが言います。
「わかったよ〜」と私。
なんとなく、子供たちの足音が、してきます。
私の周りにサリちゃんだけでなく子供さんが増えたな〜*と思っていると、
「先生、座って立たないで目を開けて〜

私は、ちょっと、ワクワクしながら、目をそ〜と開けた。
すると、すると、



私の頭の上から桜の花びらシャワーが降ってきて、
サリちゃんが「先生、いつもありがとう」と言ました。
私は、なんだかとっても暖かい気持ちになりました。
サリちゃんは、桜の花びらを両手にいっぱいに拾い集めて、握りしめて、少しづつ、花びらを私に、降らしていてくれました。
私も、サリちゃんに、ありがとう

サリちゃんはにこにこ(*^^*)
サリちゃんは、2、3歳からはじまる嫌々の時期(自立期)が
結構、かなりしっかり出たお子さん。
一部分だけをみると、
きつい言葉や行動が、自分勝手にも見えてしまいがちでした。
けれどサリちゃんは、本来、とってもリーダーシップがあり、他のお友達のお世話を喜んでしてくれる、優しいお子さんと感じていた私でした。
が、なかなか、サリちゃんと信頼関係がきづけずにいました。
サリちゃんが、危険な事をしてしまったり、他のお友達とのケンカなどの時、
状況を聞いたり、気持ちを聞いたりしながら、
私は、とっても気をつけていた事があります。
お子さんの人格を否定せずに、
した危険な事のみを、ご注意したり、伝えたりすること。
人格そのものを否定するご注意の仕方は、
しないでいました。
サリちゃんは、結構、おうちでも、注意されておられる感じで自分の事を悪い子だと、思っているところがありました。
その事は、お子さんのちょっとした言動で、伝わってきます。
何かあると、「どうせサリが悪いんやろ」とふてくされ、お部屋の隅で、膝を抱えてうつむいたり。
「サリのせいやろ」
「サリは悪い子なんやろ、先生もそう思ってるんやろ」
サリちゃんは何かあると口ぐせのように、
「サリは悪い子。
先生もサリが悪い子と思ってるでしょ」と言っていました。
その言葉を聞く度、チクリ、心が痛い私でした。
そんなサリちゃんに、私なりに、何度も何度も繰り返し、伝えてきたメッセージ。
*サリちゃんは悪くないよ。
した事が、よくないの。
言った言葉が良くないよ。
危ないからお話ししてるよ。
サリちゃんの事、悪い子だと思ってないよ。*
という事でした。
はじめは伝わりにくかったのですが、、、。
ある日、やっぱり、お友達とケンカした時、
人格を否定せずに、した事が危ないから、やめようねと、
サリちゃんにお話していたら、
サリちゃんは、大粒の涙を流して、静かに、私に、抱きついてこられました。
「あなたは悪くないよ。
した事が危ないの。」ずっと繰り返し繰り返し、お伝えした事でした。
抱きついてきたサリちゃんを私は、ぎゅっと抱きしめました。
その涙の日から、サリちゃんと私は、かなり仲良しになりました。
優しい優しいサリちゃん本来の姿に。
私と話すサリちゃんの顔の表情や目の輝き、声が今までと、違っています。
のびのび本来のサリちゃんの姿に私は、とってもうれしくて

そんなサリちゃんとの事を思い出していると、
私の周りにいた、数人の園児たちが一斉に桜の花びらシャワーを私に、ふりまいてくれました。
きゃ〜

で、でも、
よ〜く見ると、
3歳のお〜ちゃん、、1さいのみみちゃんと
2歳のけんじ君が桜の花びらと一緒に握りしめていたものは、園庭の土

花びらシャワーとほぼ同時に、
土が頭の上に〜*
子供達は、悪気なく、にっこにこ。
きゃ〜



叫ぶわたし。
頭の土を一生懸命、払いながら(^_^;)
「土は困るけど、みんなの気持ちはうれしい


でも、やっぱり、土はやめよう〜*」
そう伝えました。
それでも、子供達はにこにこ。
う〜ん、伝わってないかも。
おねいちゃんのサリちゃんと同じ事が出来て、嬉しそう。
サリちゃんは、大きなお子さんなので、
桜の花びらだけを拾ってシャワーにしてたのですが。。。
他の小さなお子さんは、
桜の花びらと土を一緒掴んで拾っていたようでした。
「土は困るけど、みんな、ほんとうにありがとう

その日、いつもより、シャンプーをかなり、念入りにした私でした(*^^*)(#^^#)