2008年09月30日
僕ね・・・・・



私は、たあ君に、伝えたかったのです。
私が注意しても、私はたあ君、あなたの人格を否定しているのでは、ないという、わたしの強い気持。
たあ君には、それが、伝わって、たあ君は、泣き出されたようでした。
人が何かをする時、人には、必ず理由があると、
わたしはおもいます。
その理由は、みんな人によって違うし、
なんとなくわかる時も、まったくわからない時もあるけれど。
食後、たあ君は宿題をしながら、
「ひ〜先生、この漢字わかるかなあ?ひ〜先生にもきっとわかんないよ!」
とイタズラっぽく言うたあ君。
私は見にいく。
たあ君と漢字調べをしてると、
「ひ〜先生は、結構泣き虫やったんや!」とニコニコして、こっそり言ってくるたあ君。
あ〜、さっき泣いてたの、見られてたんだ.不覚。
「いや〜、たあ君も結構泣き虫やったような。。。」
と言いかけると、
「泣いた事、パパやママに絶対に言わんといてね。絶対に絶対に言わんといて」とたあ君。
「しょうがないな〜、いいよ〜。」と
私は笑いながら、冗談ぽく言いました。
たあ君も、笑いました。
しばらくして、弟君と、絵本を読んで遊んでいると、
たあ君が宿題を終わって傍にきました。
「なんか、疲れちゃった」と言いながら、たあ君は、なんとなく、私にもたれてくる感じ。
私「たあ君、疲れちゃったんだ。」
たあ君「こんな時は、マッサージしてほしいんだけど・・・・・」
私「マッサージね、いいよ〜、この絵本を今、弟君に読んでるから、読み終わったらね」
私は絵本を読み終え、たあ君にマッサージをしました。
たあ君は、
「足して、足して、背が伸びるマッサージあったら、それをして」
私「足ね、足をマッサージするね。
でも背が伸びるかどうかはわからないよ。」
二人、笑いながら、足先から、マッサージの時間がはじまりました。
マッサージと言っても、優しく触れていく、
ハーモニーエンジェルタッチセラピーです。
ゆっくりと、足に触れていくと、
たあ君が「僕ね、あのね、さっきね・・・・・」と、たあ君がお話しだしました。
たあ君「ゆう(弟君)を蹴飛ばしたり、ひ〜先生に悪く言ってごめん。
ママのごはんも悪く言ってしまった、、、。僕、ダメで悪い子だよね。」
しんみりのたあ君。
私は、やっぱり、たあ君、今日は何かあったんだなあ〜と思う。
私「たあ君、たあ君はダメで悪い子じゃないよ。
ひ〜先生はね、いつも思う事があるよ。
子供も、大人もみんな、何かをする時は、
みんな、いっぱい、いろんな理由があるんじゃないかなあって。
その理由は、みんな、ほんとにいろんな理由があって、ひ〜先生には、わからない理由なんだろうな〜って、そう思ってる。
だからね、たあ君が、今日、なんだか様子がおかしくて、イライラしてた時、
ひ〜先生が思ってたのは、たあ君は、今日、なんか、ひ〜先生にはわからない、何かがあったんだろうな〜って。
たあ君の事、だめで悪い子だとは思ってなかったよ。
たあ君、どうしたのかなあ?って思ってた。」
たあ君は「そうなん」と、言うと同時に、身体がペタンんと、落ちて、カーペットに広がりました。
全身の力が抜けたようです。
私はマッサージしながら話を続けた。
「さっきね、ひ〜先生に注意されて、嫌な気持だったね。
でもね、それは、たあ君が、ダメで悪い子だからじゃないよ。
ほんとだよ。
ひ〜先生は、たあ君の事、これからも、よくないと思う事は注意するよ。
弟君や周りの人に危ない事したり、ひどい事言ったりしたり、お母さんとのお約束を守らない時とかね、
でもね、覚えていてね、それは、たあ君がダメで悪い子だからじゃないよ。
たあ君はとっても大切。
人は、みんな、みんなとっても大切。
たあ君の事、とっても大切に思ってる、だから注意するよ、よくない事、危ない事。
お話したら、たあ君はすぐにわかるでしょう。
ほんとはちゃんと知ってるけどね」
たあ君は「うん」と言いました。
お話はまだつづきます。
画像は、京都、国際会館近くの散歩道の、かつらの木。
この時期、甘い香ばしい焼き菓子のようないい匂いのする木です。