2007年11月08日
ダダッコと落ち葉の貨車


さて、前回の続きです。
先日、訪問したお子さんは、今、なんでも貨車や汽車、新幹線にも見えるようです。
例えば、
まだ未使用のテイシュの箱。
順番に5箱並べて、機関車です。
また、1リットルのコーヒーボトルも、3つ4つ、縦に並べて、貨車だそうです。
2〜3才のお子さんは、自分の中のルールがはっきり、芽生えてきはるようです。
きっちり、自分の中で順番などルールが決まっています。
ご飯を食べる時、食器の順番、置く場所なども。
それに気ずかず、順番を違うようにすると、お子さんはまだ、口でうまく説明出来ないので、
泣いたり、すねたり、怒ってしまったり。
ひどくなると、ダダッコになったり。
さて、コーヒーボトルの貨車で廊下のレールを走らせていた彼ですが、3両目の貨車が少し脱線しました。
ご自分の体制がとれず、カーブなのに、1、2両目のように、うまく通過出来ませんでした。
ショックのご様子。嫌みたいです。
「あ〜、あ〜」と少し、怒っておられます。
たまたま、お近くを通られたお祖母さまが、お手伝いで、コーヒーボトル3両目を治したとたん、
彼はうわ〜と泣き声を出されました。
一瞬、何故!とお祖母さまもわたしもあぜんっとしてたのですが〜。
「違う〜、違うの〜」と叫びながら、泣かれ、ボトルを直されました。
ボトルの前後と、ラベルが、お祖母さまが治されたのは、彼の中のルールと違ったようでした。
「あ〜そういう事!ごめん、ごめん」お祖母さまは、そう言い、笑って向こうへ行かれました。
最近、自分の思うように行かないと、怒ったり、泣いたりがよくある彼。
お祖母さまもなれて来られたようでした。
私も、いろんな2〜3才児の方にお会いしますが、
時々、そのお子さんの中のルールが解らず、違う事をしてしまう事もあります。
大概、自分のルールに戻ると、お子さんは、
忘れて、また遊ぶのに夢中になられます。
さて、このお子さんのなんでも、機関車、貨車になる、お話の続きです。
お兄ちゃんのさんすうの宿題の四角の箱が並ぶプリントがありました。
そのプリントを見つけると、算数の問題さえも、貨車とレールに見えるご様子。
「これは貨車?」
「これはレール?」と聞いて来られます。
よ〜く見ていると、プリントの算数の問題が、
貨車とレールに見えてくるので、不思議です(*^o^*)。
お子さんはすごい。
散歩の途中で見つけた、葉っぱもそれに漏れず、彼にかかると機関車や貨車になります。
二人でならべて、汽車に。
そして葉っぱの貨車には、草花を積んでおられました。
また自分が機関車や新幹線になって、
走り回られていました。
私も機関車になるよう、運転士のお子さんから指示があり、二人で連結して、進みます。
三歳の彼は、とっても元気いっぱい。
沢山遊んで、二人とも、のどからからになり、おうちへ、
新幹線になって帰る事になりました。
でも、ずっと新幹線していられず、
しばらくして、
そっと人にもどり、
「今日はとっていいお天気で暑くて、のど乾いたね〜」と私はいいました。
三歳のお子さんは「水筒持って来なかったの?」
私「はい、今日は、こんなに暑くなると思わなかったので、お母さんに水筒の準備をしていただいてないのですよ。」
すると、
彼は「じゃ、明日は持ってきてね(*^o^*)」と無邪気に言われていました。
おかわいらしいなあ〜と、思いながら、手を繋いで帰ってきました。
その後、おうちに戻り、「ジュースがいい〜」と、かなりだだをこねる一場面も。
暑く、疲れて、眠くなられたご様子。
2〜3才は、そのお子さんにもよりますが、自我が出てきて、ダダッコになる場面も増えてきます。
自我は、成長のひとつなので、喜ばしい事なのですが、、、。
余りにすごいと、お母さんをはじめご家族もクタクタに疲れられる時も。
けれど、この時期のお子さんの、自分でなんでもしたい、自分の思うようにしたい、やりたい、触りたいなどは、やはり、成長の証です。
けじめをつけ、危険な事、いけない事などは、いくら、ダダッコをこねられても、お教えする事もとても大切と、私は感じ、実行しています。
シッターは、ほとんど、感情的にはなりませが、お母さんやご家族にとっては、大変な、でも、ご本人には、とっても大切な時期でもあります。
お子さんは自分なりに、納得されたり、理解すれば、落ち着かれるようです。
このまま、こんなひどいダダッコのままだったらどうしよう!と不安になられるお母さまも多いですが、
成長のひとつと、おおらかに受け止めはると、気持ちが楽になられるようです。
ずっとこのままは、ないと思うのです。
きっと、3才〜、4才へと、落ち着かれていきます。
たまには、多いにぶつかりながら、
大切な事を、親もお子さんも手探りで、共に、学んで成長されていかれると、私は思っています。
もちろん、シッターの私も。
きっと、大丈夫と。
ずっとじゃない、成長の一過程だから。。。
先程のお子さんは、お母さまにジュースをコップ半分いただき、
納得されたのか、落ち着かれました。
お茶も沢山のまれ、おいしそうでした。
それから、お膝にだっこに来られ、絵本を持って来らました。
そして、絵本を読んでいると、しばらくしてすう〜すう〜眠っていかれました。
静かなひる下がりでした。
2007年11月08日
機関車の通り道


ベビーシッターでのお仕事、お子さんとの散歩のひととき。
「撮って」の、リクエストで写メールしました。
男の子のお子さんは、汽関車や車、新幹線など、大好きになる時期がある事があるようです。
もちろん、お子さんによって、様々ですが。
先日訪問した
彼にかかると 何処でも、おもちゃの機関車の通るレールにしてしまいます。
お家では、絨毯の模様の線、マッサージいすの、背もたれや、肘掛け、引き戸のレール、などなど。
外に出ると、 植木の植え込みの端っこや、コンクリートの手すり、階段の端等など。
機関車は、黙々と、頑張って、いろんなレールを走る日々です。
とっても、おかわいらしい、
無邪気な想像力で、一緒に遊ぶ私をたのしませて下さいます。
自然と盛り上がって、遊びが膨らんでゆきます。
次記事はおさんぽしながら、つくった葉っぱの機関車と貨車。
積んでる荷物もかわいいです♪