ベビーシッターに出かけたある日の事。
その日は主に夕食をお出しするシッター。
ママが一生懸命に作ってくださった、夕食をお子様に、シッターがお出しします。
シッターは、ご飯をお茶碗に入れたり、スープを温めたり、おかずを盛り付けたり、簡単な事をします。
そばにいて、お子様が食べはるのをサポートしたり、話し相手になります。
シッターも一緒にいただく事もあります。
その日、お子様は、お腹が一杯なのか、なかなか食事が進みません。
お話して、聞いてみると、おやつを食べてから、時間があまり空いてないご様子。
お子様と相談して、少しづつ、おかずとご飯を減らしました。
いろんな事をお話されながら、子供さんは、楽しく食べておられましたが、最後に、ご飯が、少し残りました。
「お腹一杯になっちゃったかも〜」と、にっこり可愛く言ってこられます。
でも、残りはあと、2口位。
「頑張って、食べてみようよ〜!あとちょっとだよ〜!」と、
勧めてみましたが ダメみたい。
こんな時は、ふりかけか、味付けのりの出番です。
相談して「味付けのり」に、きまり!!
そこで私は、「ちょっと、可愛くしたいんだけどいい?」と聞きました。
「いいよ〜。何!何かな〜?」と、興味深々で、楽しみにしてはるお子様。
私も、ますます、楽しく、サプライズをプレゼントしたくなります。
私は味付けのりをハートに切って持っていきました。
勿論、ハートを抜いたあとの、余りの、味付けのりも。
お子様は大喜び。
ハートを綺麗にお茶碗に飾りつけされてます。
そして、切り抜きした残りの味付けのりは、あっというまに、のりだけ食べてしまいました。
ところが、ここから、私の思いもしない展開に。。。
お子様は、本当に純真な天使さんです。
「あのね、可愛いから、ハートの味付けのり、食べれないよ〜。 だから、ご飯も食べれない」とお子様。
私はびっくり。
「え〜」と内心思いながら、
「そっそうなん、可愛くて食べれないの! こまっちゃったな〜」
そこで、
「ハートの味付けのりは、また、いつでも、作ってあげるから、食べていいよ」とにこにこして、私は言いました。
するとお子様は、
「だめだめ、すごくかわいいから、ママにみせたい。
だから、残しておく〜」
「ママにみせたいの〜?う〜ん。。。どうしよっか???」
「ママは、また今度、見せよう。今日は、たべようよ〜」と、わたし。
その言葉で、お子様は、半ベソに。
「ママに、ママに見せたいの〜」
瞳に涙がうるんできはる。
ご飯を食べるのが嫌で、言ってるのではなく、本当に、ママに見せたいご様子。
純真な涙には、負けてしまう、私。
そこで、味付けのりはまだあるので、私はハートを、あと、数枚切り抜きました。
お母さん用のハートと、今、お子様が食べるハート。
お子様はママに見せる分のハートができて、喜んではりました。
ハートがたくさん出来たので、あと2口の残してはるご飯をハートの味付けのりでサンドして、ハートサンドイッチを作りました。
今度こそ、ご飯を食べて貰えるかな!っと思ってた私。
ところが、なんとお子様は、今度は、かわいいから、ご飯のサンドイッチをパパに見せたいと、言い出されました。
「あちゃ〜、、、そっそんなぁ〜。。。」と、またもや思いつつ、
「パパね〜、パパに見せたいのね。。。」思わず、声が小さくなってしまう私。。。
「食べない!パパに見せるもん」強気なお子様。
「う〜ん」と、唸ってしまう私。
その時、ピキン!と閃きが。。。
丁度、携帯と目が合いました。
そこで、お子様とちょっと話しをして、写メールをすることになったのです。
きっとね、ママとパパに見せたいから!っていう、お子様のかわいい希望を通して、ハートのサンドイッチを残しても、
パパ、ママは、微笑しく、見て下さるかもしれません。
でも、こういう時は、やっぱり、残さず、食べられた方が、お父さん、お母さんは、安心される事が多いです。(なんとなくの、私の経験ですが。)
今回は、一緒に写メールにしたので、 お子様は、ママとパパに見せれる!と大喜び。
すると、お子様は、ハートサンドイッチを食べだされ、おいしい、おいしい、、かわいい〜とにこにこ(*^o^*)ご機嫌です。
そして、ご飯のハートサンドイッチも、ママに見せるハートの、のりも
結局、全部、食べられました。
ハートの形が大好きだから、ほんとは食べたくて、しょうがなかったお子さま。
だけど、それにも増して、パパ、ママに、見せたかったのでしょうね。
お子様は、ほんとうに、パパ、ママが大好き。おかわいらしいです。
悪気ない無邪気な天使さん。
で、画像は、その時に写メールしたものです。
ご飯のハートのサンドイッチです。
切り抜き、味付けのりは、キッチンバサミで切り抜きます。
女の子さんには、ハートやお花、音譜♪、リボン、
男の子さんには、星☆や車、パトカー、クマさん等。
簡単に、出来て、結構、小学校6年生位まで、うけて下さいます♪
高学年になると、必ず、ご自分でも、切り抜きしたいと、皆さん、積極的です。