縁側のスローカフェ、エクアドルの森のコーヒーの香り

non

2006年09月24日 14:34






































前回で、エクアドルのコーヒーの
物語をかきました。

その熱い思いのコーヒー豆を挽きながら、、、。


ゆっくりゆっくり石臼を挽くと、

コーヒーのなんとも、いい香りがしてきます。

香りが届けれなくて、残念。


コーヒー豆がつぶれていく、手応え。


柔らかく挽けていく時、ゴツゴツと引っかかっていくとき。


様々な手応えを感じ、ゆっくりゆっくり、挽いていきます。


では、岡部さんという方から聞いた、フェアトレードの話を続けます。


エクアドルのその村の女性が帽子、鍋敷などを編んでいる、自然の素材で
日本人向けに帽子や、
ペットボトルカバーを編んで、もらい

輸入して、エクアドルの
その村の女性支援の試みをされて
いこうとしてる話しもでました。


そこで、女性達に聞いたそうです。

「一日、何個位製品ができますか?」


すると、現地の女性からは、口々に同じ答えが帰ってきたそうです。

「そんなの、わからないわ〜」


「う〜んでは、ひとつ作るのに、何時間くらいかかりますか?」

この質問にも同じ答えが。。。
「そんなのわからいわ」
「決められません」


その答えを聞いて
「えっ?。。。。。」と思った方いらっしゃいますか?


私も、「えっ、なんでわからないの」と思いました。


時計がない?

数がかぞえられない?
いえいえ、

女性達が口々にいったのは、


「毎日、家事をしていて、家族の食事の用意したり、
子供の世話したり、

そのあいまに編んでいるから、わからないのよ。

お鍋が吹きだせば、お鍋を見にいくし、
子供が泣けば子供の相手をゆっくりするわ。
子供が泣きやんで、ご機嫌ならまた編めるけど、
いつも、ご機嫌と限らない。

他にも毎日はいろんな事が起こるわ」


要するに、自分達は、手仕事をして、得る収入はとても、うれしいし、貴重。

けれども、それより、毎日の暮らしを、
手を抜かずに丁寧に生きていく事を、
何より大切にしてるという事なんだろうな。


エクアドルのある村の女性達のスローな生き方。
自分の持ち場で、大切なものを大切にしていく、気持ち、
時間やお金も大切にして、ゆっくり育てていく、そういう事も含んでいるんやな〜。

心に残ったお話でした。

朝の秋風は涼しいより、透き通ってきて、
冷たく感じる。

そんな事をゆっくり、想いながら、コーヒー豆を石臼でひきました。

挽いてると汗ばんできました。
冷たい風がここちいい。

石臼でひいたコーヒーを次にUPします。 美味しい(*^o^*)

関連記事